介護の仕事を知ったのは中学生の頃です。親戚のお姉さんが介護士をしていて、興味を持つようになりました。おじいちゃんおばあちゃん子だったこともあり、高齢の方々のお役に立てたらと思い福祉科のある高校に進学しました。関生園を志望したのは施設の雰囲気が良かったからです。利用者さんのお部屋が多床ではなく個室ということもあり、ゆっくりと気持ちよく暮らしている印象を受けました。実際に働いて感じたのは、この仕事は一人ではなくチームになって取り組む仕事だということです。誰かが忙しい時はフォローし合いますし、相談や意見が言いやすいことも働きやすさにつながっていると思います。一番嬉しいのは、利用者さんの笑顔を見ることです。ここで暮らして「良かったよ」と思っていただけるように、どのようにしたらさらに居心地が良くなるのか、利用者さんの声に耳を傾けるようにしています。多くの方の人生に寄り添えて、誰かの役に立てることを実感できる、やりがいのある仕事だと思います。
特別養護老人ホーム関生園介護員
藤原 麻美
社会福祉法人つくし会は特別養護老人ホーム、デイサービスセンター在宅介護支援センター、グループホーム、高齢者生活福祉センターなど12事業を展開しています。私はその中のひとつ、特別養護老人ホーム真生園の介護職員として勤務しています。
真生園は長期入居者が29名と規模が小さく、その分スタッフと利用者さんとの距離が近いのが特徴です。利用者さんは1ユニット(グループ)約10人に分かれ、5~6人のスタッフが身の回りの介助をします。入所したばかりで環境になじめず、ご飯をほとんど食べられなくなった利用者さんと時間をかけてコミュニケーションを取ることで、ご飯を食べてくれるようになったときは、とても嬉しかったのを覚えています。体調を崩している利用者さんが気になって、仕事が休みの日でも足を運んだこともありました。真生園では見取り介護にも対応しており、利用者さんの人生の最期まで支援できることもやりがいにつながっています。
私は元々、介護系の志望ではありませんでした。そのことを職場で話した時、先輩が「これから好きになればいいんだよ」と。その言葉が心強く、私の支えになりました。スタッフ皆が親切に教えてくれますので、知識ゼロからでも始められる仕事です。ぜひ多くの方に挑戦してほしいです。
特別養護老人ホーム真生園介護員
岩渕 彩